2013年04月08日

東京と京都ミュシャ展比較



東京のミュシャ展と京都のミュシャ展を比較します。


□タイトル

東京:ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り
京都:知られざるミュシャ展 −故国モラヴィアと栄光のパリ−

偏見ですが、財団秘蔵と言われると商業臭を漂わせる気がします。

それからロマンチックな副題をつけていますが
「故国モラヴィアと栄光のパリ」の方が
展覧会を正確に表しています。



□入場料

東京:一般 1500円
大学生 1200円
中高生 800円

京都:一般 900円
高・大学生 700円
小・中学生 500円

内容を考えると東京もそれ相応の値段です。
京都のミュシャ展は良心的すぎました。


□チケットデザイン

東京
20130329_171204.jpg

京都
20130315_181421.jpg

察してください。


□展示作品数

東京:約240点
京都:約160点


□作品の質

ミュシャ財団のコレクション(東京)は
貸出を繰り返しているせいか
それとももともとの刷りがよくないのか
リトグラフ作品でも劣化が目立ちました。
しかしファミリーコレクションや
大型のテンペラ画、香水の実物など、
資料は素晴らしいものでした。

チマル・コレクション(京都)は
ミュシャが10代の頃にデザインした
市の出生・死亡記録の表紙や素描作品など
いわゆる”マイナーどこ"を集めていて
ほかでは見られない作品たちでした。
また、《椿姫》が顕著でしたが、
リトグラフがとにかく美しいです。
章立ても時系列に沿っていて見やすかったです。


□図録

東京:2000円 A4 厚さ2cm弱

20130329_172143.jpg


京都:1800円 B5 厚さ約1.5cm

20130322_182038.jpg


東京ミュシャ展の図録は
写真は全然よくないのですが、
各章や作家、作品の個別解説がとても充実していました。
また、各会場の学芸員の解説は凝っていて
ミュシャに関する資料として読むならば
こちらを強くおすすめします。

京都ミュシャ展の図録は
作品解説はほぼなく、資料としては物足りません。
しかし写真の再現度は非常に高いです。
また、チマル・コレクションという
個人蔵の展覧会であるため、
コレクターに関する資料としては重要です。
作品の視覚的記録ならこちらをおすすめします。


ここまでご覧頂きましてありがとうございました。
ミュシャ展の比較は以上です。

ではでは(o・・o)/

posted by えんぷつ at 19:08 | Comment(2) | ミュシャ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは はじめまして。
アップされてから、だいぶ経っているので、いまさらのコメントになりますが、「知られざるミュシャ展」が横浜に回ってくるので、森アーツセンターのものとどう違うのか気になってネットで探したところ、こちらに訪問した次第です。。。
図録の比較も含めてとても参考になりました。ミュシャは過去にも観ていたはずですが、森アーツセンターで久々にまとめて観て、やはりいいなあ、と思ったのですが、ぷつ子さんの文章を読んで、できれば横浜にも足を運んでみたいと思いました。
Posted by papachonn at 2013年09月25日 10:14
遅くなりましたが…
コメントありがとうございます。とても嬉しいです(o>ω<o)
横浜の「知られざるミュシャ展」はいかがでしたか?
大型の作品は少なくて森アーツセンターギャラリーのような
迫力はないですが、見たことのない面白い作品がいっぱいです。
美術愛好家としてこれからも多くの展覧会を楽しめますように。
Posted by ぷつ子 at 2014年01月30日 21:43
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