2013年04月30日

ノーマン・ロックウェル(画家)3



ノーマン・ロックウェルについて書きます。
今回はロックウェルの作品!


《家出》(1958年)

1958年9月20日号『ポスト』誌の表紙作品です。
91×90cmのそんなに小さくない作品で、
喫茶店のカウンターに7歳くらいの家出少年と
おまわりさんが隣り合って座り、
マスターは右の口の端を上げて2人を見つめています。

50年代のロックウェルは一番絵が上手い時期(??)だったようで
1940〜50年代の作品は特に人気が高いんですって。
そのせいかなぁ。
この作品はいろんなところで見かけます。

少年の足元には赤い風呂敷をくくりつけた木の棒が置いてあり
THE 家出少年という感じです。
おまわりさんと少年は何か話しているように見えますね。
実際は少年の話をおまわりさんが聞いているんですけど。

おまわりさん、家出少年ですよ。早く捕まえなくていいんですか。
マスターも微笑んでないで何か言ってあげてよ!
と、生真面目な人は言うんだろうなぁ。

2人の大人はそんなこと100も承知で
自分の悪ガキ時代を思い出しながら
優しい視線を少年に向けているんだ。
誰もが一度は子供だったけどみんな忘れてて
でもこういうときに思い出すんですよね。

甘いも酸っぱいも辛いもたくさん経験した
大人だからわかる世界を見事に描いてみせた作品です。


あと《三重自画像》も書きたいけどとりあえずここまで。


ではでは(o・・o)/


posted by えんぷつ at 18:59 | Comment(0) | 画家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年04月28日

ノーマン・ロックウェル(画家)2



ノーマン・ロックウェルについて書きます。


ノーマン・ロックウェルが13歳の時、
ロックウェル一家はマンハッタンから40km離れた
ニューヨーク州のベッドタウンに住んでいました。
ノーマンは学校に退屈しており、週末の絵画講習を受けに
電車でニューヨーク市に通うようになります。

学んだのはいずれも当代一流の美術学校でした。
ノーマンは美術学校「リーグ」のトーマス・フォガティーの下で
「挿絵」という芸術ジャンルを究めようと決心します。

ノーマンがフォガティーから学んだことで
将来のキャリアに何よりも重要な影響を与えたのは、
徹底したプロ意識でした。
フォガティーは良い教師だったのだと思います。
あまり有名でない雑誌の、小口ながら本物の仕事を
まだ経験の浅い弟子たちに仲介していたそうです。

優等生だったロックウェルは1913年に
フォガティー師匠の口利きで
ボーイスカウトの機関紙『ボーイズ・ライフ』の
アートディレクターに就任します。
ロックウェルはこの仕事で、心懐かしい田園風景の中で
楽しそうに活動する健康な子供への情熱を抱いて
これを一生もち続けました。

その後『サタデー・イブニング・ポスト』の本拠地フィラデルフィアに
新しい表紙のアイディアを山のように抱えて乗り込むようになります。
『ポスト』は当時アメリカ全土で最もよく読まれた雑誌で
記事と表紙絵・挿絵で読者の人気を集めていました。

この時編集長に気に入られ、表紙絵2枚が売れて
スケッチも3枚が将来使うために選ばれたそうです。
駆け出しの画家なのにすごいですよね!!
アメリカ国民のほとんどが読む情報誌の表紙を!!!
駆け出し画家が!!
ロックウェル画力万歳!!!!!

こうして1916年(22歳)3月、
ロックウェルのキャリアが本格的に幕を開けました。


つづく

posted by えんぷつ at 23:35 | Comment(0) | 画家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする